ニュース
日本初の自治体公式Ingressイベント「ポータル探して盛岡街歩き」、岩手県庁が開催
スマホ向け位置情報ゲーム「Ingress」を使ったイベントを岩手県庁が開催する。自治体主体の公式イベントは日本初。
岩手県庁がGoogleが提供するスマホ向け位置情報ゲーム「Ingress」を利用したイベント「ポータル探して盛岡街歩き」を11月9日に開催する。9月に発足した「岩手県庁Ingress活用研究会」の第1弾企画だ。ゲームをプレイしやすい環境を整え、観光客の増加などにつなげる狙い。
第1弾イベント「ポータル探して盛岡街歩き」は、ボランティアガイドや同研究会のメンバーとともにチームで市内の歴史や文化を学べるコースを散策しながらポータル(チェックイン・ポイント)候補地の探索・申請を行うミニツアー。参加費は交通費や資料などの実費のみで、無料〜300円。全3コースの中から参加希望を添えて事前に電子メールで申し込む必要がある。
すでにプレイしている人だけでなく、自治体や観光関係者などでIngressの活用を考えている人や初心者の参加も歓迎。活動を通じて岩手でIngressが盛り上がっている状況を作り出し、国内のエージェント(同ゲームのプレイヤー)の観光目的の訪問を期待するほか、住民が改めて盛岡の魅力を再発見する機会にできればとしている。
関連記事
- Ingressを観光振興に 岩手県が初の試み 「エージェントのみなさん、ポータル申請しに遊びに来て」
スマホの位置情報を利用したゲーム「Ingress」を観光振興に活用しようという研究会が岩手県庁に発足。ポータルを観光スポットに設置し来県と周遊を促す狙いで、「一緒にできることを探しながら盛り上げていきたい」とエージェントの活躍に期待する。 - Google、世界を舞台に謎のエネルギーと戦うモバイル拡張現実ゲーム「Ingress」をβリリース
GoogleのNiantic Labsが、Android端末のカメラでしか見えない現実世界を脅かす謎のエネルギーとプレーヤー同士で協力して戦うというMMMMORPG(マップベースのモバイル版MMORPG)をクローズドβでリリースした。 - “サブカル知事”岩手の文化発信を漫画・ネットで Twitterでイベント誘致、ゆかりの漫画家とコラボ
7月14日に岩手県・洋野町で開催された「ニコニコ町会議」。会場内の岩手県庁によるブースでは、岩手を漫画で盛り上げる「いわてマンガプロジェクト」が紹介された。Twitterでの発言が“サブカル知事”と話題の達増拓也知事が推進するソフトパワー戦略とは。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.