ヤフーが10月29日発表した4〜9月期の連結決算(IFRS)は、営業利益が前年同期比で4.1%減の947億円にとどまった。ECサイトで出店料などを無料化した戦略に伴い、出店料収入が減った上利用促進でコストも投入したことが響いた。
売上高は2.6%増の2032億円。ディスプレイ広告や検索連動広告などが拡大し、広告などを含む「マーケティングソリューション」事業の売上高は7.5%増の1466億円、営業利益は6.9%増の767億円になった。
一方、ECや会員サービスなどを含む「コンシューマ」事業は売上高が9.4%減の470億円、営業利益は25.0%減の267億円にとどまった。ただ、Yahoo!ショッピングは9月末時点でストア数は19.3万IDとなり、無料化前と比べ約10倍に拡大。ヤフオク!の取扱高も前年同期比2けた超の増加率で伸びたとしている。
最終利益は2.2%増の666億円だった。
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