「妖怪ウォッチ」売り上げ、当初予想の5倍超・400億円に バンダイナムコが業績見通し上方修正
「妖怪ウォッチ」の好調でバンダイナムコが業績予想を上方修正。妖怪ウォッチ関連商品の通期売り上げ計画は、70億円から400億円に上方修正した。
バンダイナムコホールディングスは11月6日、2015年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、営業利益は前期比11.1%増の500億円になる見通しだと発表した。「妖怪ウォッチ」関連商品の好調が主な要因。
売上高は前回予想比4%増の5200億円、純利益は7.1%増の300億円となる見通し。上半期(14年4〜9月期)の実績も予想を上回り、売上高が259億円(予想比1.7%増)、純利益が212億円(33.0%増)だった。
「妖怪ウォッチ」関連商品は、上半期の売り上げが225億円と予想(30億円)の7.5倍に。通期計画は70億円から400億円に上方修正し、好調だった「機動戦士ガンダム」(上半期実績378億円、通期計画700億円)に次ぐ2位の規模に急成長した。「仮面ライダー鎧武/ガイム」「烈車戦隊トッキュウジャー」「アイカツ!」関連商品も好調だった。
スマートフォン向けゲームも主力タイトルが安定的に推移。「ジョジョの奇妙な冒険スターダストシューターズ」「ONE PIECE トレジャークルーズ」などの新規タイトルも好調だった。「ラブライブ!」や「機動戦士ガンダムUC episode7 『虹の彼方に』」など映像・音楽を連動させたコンテンツも好調に推移した。
グループ本社の移転も発表。東京都港区芝5丁目のビル(地上13階建て)に移る。バンダイナムコゲームス、バンダイナムコホールディングスは16年春に現在の品川区の「バンダイナムコ未来研究所」から、バンダイナムコスタジオは15年春に江東区永代から移転する。他のグループ会社も順次移転し、グループ内の連携強化と業務効率の向上をはかる。
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