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ヤフー、「カカオトーク」から資本引き上げを検討
ヤフーが「カカオトーク」を国内で運営するカカオジャパンから資本を引き上げ、韓国KAKAO Corporationとの合弁を解消することを検討している。
ヤフーはこのほど、韓国KAKAO Corporationとの合弁企業で、スマートフォン向けメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を国内で運営するカカオジャパンから資本を引き上げ、合弁を解消することを検討していると明らかにした。
ヤフーは2012年10月、韓国KAKAOの100%子会社だったカカオジャパンの第三者割当増資を引き受け、株式の50%を取得。カカオジャパンは両社の折半出資となった。カカオトークはテレビCMなどでユーザー獲得を目指したがLINEに及ばず、国内でのLINEの台頭はますます鮮明になっている。
また、KAKAOは今年5月、LINEを擁する韓国ネット最大手・NHNに対抗すべく、韓国のネット大手Daumと合併している。
ヤフーはカカオジャパンからの資本引き上げについて「交渉していることは事実だが、現時点で特に決まったことはない」、カカオジャパンは「正式には何も決まっていない」とコメントしている。
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