ニュース
もう“スカスカおせち”と言わせない――GROUPONが4年ぶりおせち販売、“ぎっしり”“遅れず”配送へ(2/2 ページ)
GROUPONで4年ぶりにおせち料理販売が再開。“スカスカおせち事件”を受けて販売を自粛していたが、質の高い商品を期日通りに配送できる体制が整ったという。
3つの体制で「質の高い商品を約束通りに」届ける
販売するのは、和食店「銀座 馳走そっ啄」の2段重(4万3200円)や、スペイン料理店「レ・ストゥディ」の2段重(3万円)、毛ガニ付きの「海の幸厳選おせち」2段重(1万5800円)など17種類。発表会場で展示されていたサンプルおせちは、中身がぎっしり詰まった充実した内容だった。
「質の高い商品を約束通りにお届けする体制を整えた」と、グルーポン・ジャパンの根本啓CEOは話す。事件直後から行ってきた改善に加え、おせち販売専用に、取引先の選定や配送体制、顧客サポート体制を築いた。
おせち制作元は、過去3年間におせち販売実績があり、制作元に起因する事故がないことを基準に選定。おせちの内容も事前に確認したという。配送時は、倉庫や営業所などで着荷日時を確認し、遅れがないかチェック。万一、商品や配送に問題が起きた場合は、代替品を速やかに配送する。おせちの問い合わせ専用窓口を通常の窓口とは別に設け、問い合わせ対応を行う。
割引価格で販売する商品は少なく、ほとんどが通常価格での販売となるが、商品によっては、特製のぽん酢や年越しそばを付属するなど“お得感”を演出。販売数は非公開だが、「注文に応じて柔軟に対応できる」体制という。また、昨年に続き今年も、5人の有名シェフが作った「夢のおせち」をプレゼントするキャンペーンも実施する。
関連記事
- “事件”から3年 グルーポン、「夢のおせち」プレゼントキャンペーン 「新生グルーポンをおせちから」
グルーポンが「夢のおせち」をプレゼントするキャンペーンを開始。大騒動になった“おせち事件”から3年、「新生グルーポンをおせちから」と、著名シェフによるおせちを「感謝の気持ちを込めて」贈る。 - “おせち問題”でYouTubeに謝罪動画 米GrouponのCEO「クーポン発行数の妥当性、確認する」
「われわれは、新年が日本人にとってどれぐらい重要か知っている。本当に申し訳ない」――“おせち問題”について、米Groupon本社のメイソンCEOが謝罪した動画が、YouTubeで公開された。 - 「掲載店舗の審査を強化」 おせち問題受けGrouponが対策発表
「Groupon」で半額クーポンを販売したおせち料理について、「配送遅延と、商品内容が事前の説明と異なることを確認した」とし、グルーポン・ジャパンが社長名の謝罪文を公表。掲載店舗の審査を強化するなどして再発防止に努めるという。 - 「二重価格」とは “Groupon系”サービスの注意点
“Grouponおせち問題”をきっかけに、フラッシュマーケティングサイトの「二重価格」表示に注目が集まっている。景表法で禁じられている「不当な二重価格表示」とは。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.