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「巡音ルカV4X」発表 VOCALOID4対応でグロウルやクロスシンセシスが可能に
VOCALOID「巡音ルカ」の新バージョンは「巡音ルカV4X」。VOCALOID4の新機能に対応する。
クリプトン・フューチャー・メディアは11月20日、VOCALOID「巡音ルカ」の新バージョン「巡音ルカV4X」を2月下旬に発売すると発表した。同社Web価格は1万7280円(税込)。
これまで「巡音ルカ V3(仮)」とされていたが、ヤマハが「VOCALOID4」を発表したことで実は“V4”だったことが明らかになった。
VOCALOID4の新機能に対応し、うなるような声を出せる「グロウル」機能や、2つの歌声ライブラリを合成できる「クロスシンセシス」に対応。さらにクリプトンが設計した「E.V.E.C.」(イーベック)機能により、曲中で1音符ごとに声の表情を変更可能に(日本語のみ)。従来の歌声ライブラリーにはない表現力を備えているという。
日本語データベース(HARD/SOFT)と英語データベース(STRAIGHT/SOFT)を収録。同梱の同社製ボーカルエディター「Piapro Studio」は、E.V.E.C.やVOCALOID4の機能をコントロールできる。DAWソフト「Studio One Artist Piapro Edition」とソフト音源も同梱し、1本で音楽制作環境がそろうようになっている。
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