「LINE」自作スタンプ、販売総額36億円超え 上位10作品は平均3680万円 開始から半年で
LINEのユーザー自作スタンプの販売総額が半年で35億9000万円を突破した。上位10作品の平均販売額は3680万円に上るという。
LINEは、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」で、販売がスタートした5月8日から11月7日までの6カ月間に購入されたスタンプ総数は3595万セット、売り上げは35億9000万円を突破したと発表した。販売上位10作品の平均販売額は3680万円に上るという。
スタンプごとの平均販売額は、10位までが3680万円、30位までが2360万円、100位までが1300万円、500位までが460万円、1000位までが270万円。サービス公開から半年が経過した今も、勢いは加速し続けているという。
スタンプ1セットあたりの販売額を見ると、11月7日時点で販売中のスタンプのうち40.8%が1万円以上となるなど、上位のスタンプ以外も広く購入・利用されている。
登録クリエイター数は27万人を突破。145カ国から参加しており、一般個人に加え、タレントや法人、自治体、スポーツチームなども登録している。
11月26日時点での販売スタンプ数は3万作品以上。クリエイターズスタンプから人気に火がついてキャラクターグッズ化したり、書籍化したスタンプもあるという。
「LINE Creators AWARD」グランプリは「アメリカンポップ関西弁」
スタンプのダウンロード数や送信数を基に選定した50のスタンプから、審査委員会が優秀なスタンプを選ぶ「LINE Creators AWARD 2014」の結果も発表。グランプリには小嶋わに/Poppoさんの「アメリカンポップ関西弁」が、準グランプリにはカナヘイさんの「カナヘイのピスケ&うさぎ」が選ばれた。
審査委員会特別賞として、7歳の小学生はなかさんが作った「いか」スタンプ、「日本エレキテル連合」のスタンプも選出されている。
「LINE Creators Market」は、世界中のLINEユーザーがスタンプを制作・販売できるプラットフォームです。スタンプはLINEによる審査を通過後、「LINEウェブストア」とLINE内スタンプショップで販売でき、販売額の約50%クリエイターに分配される。
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