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「ドワンゴ人工知能研究所」発足 日本発の高度なAI実現目指す
人工知能に関わる研究を行う「ドワンゴ人工知能研究所」が発足。教育やエネルギー、貧困問題などに貢献できる高度な人工知能を、日本発で早期に実現することを目指す。
ドワンゴは11月28日、人工知能に関わる研究を行う「ドワンゴ人工知能研究所」を発足したと発表した。教育やエネルギー、環境、貧困、セキュリティ問題など人類の課題に貢献できる高度な人工知能を、日本で発早期に実現することを目指す。
所長に人工知能学会理事・副編集委員長の山川宏氏(玉川大学脳科学研究所特別研究員)を迎え、東京・銀座のドワンゴ社内に10月1日に発足した。Webと人工知能の研究を手がける松尾豊氏(東大大学院准教授)など8人の客員研究員を含む10人が参加。ドワンゴのユニークな気風と情報発信力を活用しつつ、産学官を含む様々な機関と連携して研究を進め、研究成果は積極的に外部発信するという。
山川所長は「日本発での超人的AIの実現に向け、脳の神経科学的知見を参考にしながら、機械学習の組み合わせとしての脳全体の計算機能の再現を目指す、『全脳アーキテクチャ』という研究アプローチを軸として研究を進める」などとコメントしている。
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