理化学研究所は12月19日、小保方晴子研究員が12月21日付けで退職することを明らかにした。
小保方氏から12月15日に退職願が提出され、受理したという。
理研は検証実験の結果、STAP現象を確認できず、検証実験を打ち切る方針を発表した。
小保方氏のコメントは以下の通り。
どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした3か月でした。予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。
私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません。検証終了を以て退職願を提出させていただきました。最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。
2014年12月19日 小保方晴子
理研の野依良治理事長のコメントは以下の通り。
STAP論文が公表されてからこの10カ月間余り、小保方晴子氏にはさまざまな心労が重なってきたことと思います。このたび退職願いが提出されましたが、これ以上心の負担が増すことを懸念し、本人の意志を尊重することとしました。
前途ある若者なので、前向きに新しい人生を歩まれることを期待します。
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