「VAIO」ブランドのPCを開発・販売するVAIOは12月24日、日本通信と協業し、VAIOブランドのスマートフォンを来月にも日本で発売すると発表した。
製品の詳細は発売が決まった段階で改めて発表する。同日付けの日本経済新聞(電子版)によると、端末は5インチ前後のAndroidスマートフォンになる見通しで、EMS(電子機器受託生産サービス)が製造するという。
VAIOはソニーのPC事業を分社化し、7月に発足したPCメーカーで、ソニーから引き継いだPCの販売などを手がけている。新たにスマートフォンに参入することで、ソニーのスマートフォン「Xperia」と競うことになる。
VAIOと日本通信はプレスリリースで、「チャレンジ精神に富んだ」両社の協業を通じ、「モバイルネットワークを使ったコンピューティングの在り方を追求し新たな市場を創出する」としている。
関連記事
- VAIO、クリエイター特化タブレットPC公開 「市場として狭いことは承知、この経験は必ずやVAIOの財産に」
VAIOが高解像度ディスプレイなどを備えたクリエイター向けタブレットPCのプロトタイプを公開した。 - 「新生VAIO」約1万円値下げ 「市場環境を勘案」
新生VAIOが発売したPC「VAIO」シリーズ3機種が約1万円値下げされた。 - ソニー、スマホはモデル数絞り込み・高付加価値モデル集中 Xperia継続購買率向上に取り組む
今月就任したソニーモバイルコミュニケーションズの十時社長がモバイル事業の今後を説明。高付加価値モデルへの集中と構造改革で16年度以降安定的な収益を見込み、その後のチャレンジへリスクを取れる体制を築くという。 - 「VAIO株式会社」始動 国内市場限定・ネット通販のみ 事業規模縮小で早期黒字化へ
ソニーのPC事業を引き継いだ新会社「VAIO株式会社」が発足した。当面は国内限定、「ソニーストア」の通販のみで販売するなどソニー時代より規模を大きく縮小し、早期の黒字化を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.