ニール・ヤングの音楽サービス「Pono」始動 端末は399ドルで発売
ロックレジェンドのニール・ヤング率いるPonoMusicが、KickStarterで進めてきたプロジェクトの高品質音楽プレーヤー「PonoPlayer」のオンライン予約を開始した。
アーティストのニール・ヤングが率いる音楽企業PonoMusicは1月6日(現地時間)、ラスベガスで開催の「2015 International CES」において、同社の音楽サービス専用のメディアプレーヤー「PonoPlayer」の発売を発表した。
PonoPlayerは128Gバイトのメモリを搭載し、約2000曲の高音質(“スタジオマスター品質”)な音楽アルバムを保存できる。オンラインストアで399ドルでの予約がスタートしており、出荷は2月の予定だ。
このサービスは、高品質の音楽ストア「PonoMusic World」のアルバムをプレーヤーにダウンロードして聴くというもの。ニール・ヤング自身のアルバムはほとんどが192.0kHz/24bitで登録されている。例えばレッド・ツェッペリンの名アルバム「Led Zeppelin IV」は96.0kHz/24bitで、価格は27.49ドル(約3300円)と一般的なオンラインストアの倍近い。ちなみに米AppleのiTunes Storeでの同じアルバムの販売価格は13.99ドルだ。iPhoneやiPadを含む一般的なメディアプレーヤーの再生音質は通常44.1kHz/16bit。
Ponoのプロジェクトは、ニール・ヤングが昨年3月に米Kickstarterで立ち上げ、600万ドル以上を獲得した。
音楽ストアにはドアーズやサイモン&ガーファンクルなどの古典だけでなく、テイラー・スウィフトの「1989」などの新しい作品も登録されている。
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