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「はやぶさ」の技術を家電に JAXA、電力ピークカット技術をオープン化
小惑星探査機「はやぶさ」の技術に端を発した電力ピークカット制御関連技術を、JAXAが家電メーカーや開発者向けに公開した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月13日、小惑星探査機「はやぶさ」の技術に端を発した電力ピークカット制御関連技術を、家電メーカーや開発者向けに公開した。研究・開発の民生転用の活動の一環。
電力ピークカット制御技術を家電機器に応用するための通信情報をオープンプラットフォームで公開。赤外線による通信メディアをベースとして、多種の家電機器の電力を優先度をつけて同時に制御できる。多くの家電メーカーに採用されることを期待しているという。
同技術は「新電力EXPO2015」(1月28日〜30日、東京ビッグサイト)でデモンストレーションを実施する。
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小惑星探査機の「はやぶさ」が地球に帰還して注目を集めたのは2010年のことだ。はやぶさでは限られた電力を有効に活用するために、各装置が消費する電力量を制御できる独自の技術を使った。開発したJAXAは家庭やオフィスの節電にも生かせるように民間企業と共同で事業化を進めていく。
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