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電子書籍対応フォント「凸版文久」に本文用ゴシック体 「文字の形をそろえすぎない」デザイン
凸版の電子書籍対応フォント「凸版文久体」に、本文用ゴシック体「凸版文久ゴシック」が追加された。「文字の形をそろえすぎない」デザインという。
凸版印刷は1月20日、同社のオリジナル書体を改刻し、電子媒体にも対応した「凸版文久体」シリーズ第2弾として、電子書籍や電子雑誌でも読みやすい本文用ゴシック体「凸版文久ゴシック」を、2月上旬から提供すると発表した。
横書きを重視した抑揚のあるデザインが特徴。デジタルフォントによくある、文字の形や大きさを均一にそろえるデザインと異なり、漢字と仮名の大きさに変化をつけるなど文字の形や大きさをそろえすぎないようにし、英数字や記号類は日本語との違いが見えるようにした。
フォーマットはOpenTypeで、文字セットは「Adobe-Japan1-6」(2万3058文字)/JIS2004準拠、IVS対応。対応OSはMac OS X 10.4以降、Windows Vista/7/8。
凸版文久体は、本文用明朝体「凸版文久明朝体」を昨年2月に提供開始。今後は「凸版文久見出し明朝」などの開発を推進し、2016年春までに全5書体の提供を目指す。
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