Windows RT版Surfaceには「Windows 10」更新なしとMicrosoftがコメント
Windows RT 8.1搭載の「Surface」および「Surface 2」はWindows 10にはアップデートできないが、幾つかの新機能を盛り込んだ別のアップデートが提供される見込みだ。
米Microsoftの次期OS「Windows 10」は、ARM搭載の「Surface」シリーズには対応しない──。米CNETは1月22日(現地時間)、Microsoftからのこのような声明を報じた。
Microsoftは同メディアに対し、「Surface Pro 3(およびSurface Proシリーズ全般)はWindows 10にアップデートされる。Surfaceのアップデートも準備中だ。このアップデートは、Windows 10の機能の幾つかが含まれる。詳細は追って発表する」と語った。
Surfaceとは、2012年のSurfaceシリーズ発表当初、「Windows RT版Surface」と呼ばれていたARMプロセッサ搭載版タブレット。Microsoftはその後Window RT版Surfaceの呼称を「Surface RT」としていたが、2013年10月にラインナップを新しくした時から、Windows 8.1搭載モデルを「Surface Pro」、Windows RT 8.1搭載モデルを「Surface」と呼ぶようになった。
Microsoftのオンラインショップでは現在、プロセッサがNVIDIA Tegra 4でWindows RT 8.1を搭載する「Surface 2」を販売している。
同社はかつて、モバイルOS「Windows Phone」をバージョン8にアップデートした際、既存のWindows Phone端末からのアップデートをできなくしたが、代わりにWindows Phone 8の機能を使える「Windows Phone 7.8」へのアップデートを提供した。
関連記事
- 「Windows 10」発表イベントまとめ
Microsoftがレドモンドで開催したWindows 10のコンシューマー向け機能紹介イベントで発表された主な事項をまとめた(イベントの録画は既に公開されている)。 - 初代Surfaceからも「RT」が消滅 Windows RT 8.1へのアップデートは復活
Microsoftが米国などで21日にSurfaceシリーズの新モデルを発売した。これに伴い、Windows RT版の初代Surfaceの名称が「Surface RT」から「Surface」に変わったようだ。 - 東芝、Windows RT端末開発を中止──Bloomberg報道
東芝が6月のCOMPUTEXで披露したWindows RT端末の発売を、部品調達の遅れを理由に中止した。 - Microsoft、オリジナルタブレット「Surface」を発表 Windows RT/Windows 8 Pro搭載
Microsoftの“謎の発表会”でiPad対抗のオリジナルブランドのWindowsタブレット「Surface」が発表された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.