LINEは1月29日、2014年通期の売上高は前年比2.14倍の863億円だったと発表した。そのうち「LINE」事業は774億円と、前年から2.26倍に拡大した。
10〜12月期の全体の売上高は261億円(前年同期比78%増)、LINE事業の売上高は236億円(同84%増)だった。LINEアプリの月間アクティブユーザーは約1億8100万人で、うちLINEがトップシェアの日本、タイ、台湾で約9200万人という。
プラットフォーム化を目指し、10〜12月期以降は世界全体でユーザー拡大を目指す戦略から、アジアや南米、米国など優先度の高い市場に積極的に投資する戦略に移行しつつあるという。今年は決済サービス「LINE Pay」を中心にO2O(Online to Offline)サービスの拡大や、音楽配信への参入、現在国内向けに展開している「LINE マンガ」のグローバル展開など、エンターテインメント分野でもサービスを拡充するとしている。
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