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ARMの次世代モバイルプロセッサ「Cortex-A72」は性能3.5倍で75%省電力化
ARMが、2016年に搭載端末が登場するという次世代モバイルプロセッサ「Cortex-A72」とGPU「Mali-T880」を発表した。これらを搭載することによりスマートフォンやタブレットのメーカーは、より薄く、120fpsの4K動画を撮影できる端末を製造できる。
英ARMは2月3日(現地時間)、次世代モバイルプロセッサ「Cortex-A72」を発表した。2015年中にリリースし、同技術を採用したスマートフォンやタブレットが2016年に登場する見込みだ。
Cortex-A72は、16ナノメートルFinFETプロセスを用い、64ビット対応のISA「ARMv8-A」を採用しており、搭載端末の性能は現行の「Cortex-A15」の3.5倍になり、消費電力は75%削減できるという。64ビットアプリと32ビットアプリの両方をサポートする。省電力化によって、より薄い端末の製造が可能になりそうだ。
ARMはまた、モバイルGPU「Mali-T880」も発表した。こちらは現行の「Mali-T760」よりグラフィックス性能が1.8倍上がり、消費電力は40%削減される。10ビットYUVをネイティブにサポートすることにより4Kコンテンツを忠実に再現でき、また、120fpsの4K動画を撮影できるという。
ARMのプロセッサはQualcomm、NVIDIA、Samsung、Appleなどがライセンスしている。
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