米Appleがスマートフォンを使ったヘッドマウントディスプレイ(HMD)についての米国特許を取得したことが分かった。韓国Samsung Electoronicsが販売を始めたHMDに似たコンセプトだ。
米特許商標庁が公開した文書によると、特許は2008年9月30日に出願され、今年2月17日に登録された。頭に装着する本体に、iPhoneなど表示装置を備えたポータブルデバイスを取り付けることでHMDとして使えるというものだ。
Appleは仮想現実(VR)などへの関心をほとんど示していないが、Apple Insiderによると、ヘッドトラッキングや拡張現実(AR)についての独自の特許は取得しているようだ。
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