日本マクドナルドホールディングスは2月20日、原田泳幸取締役会長が3月25日の定時株主総会後に退任する役員人事を発表した。原田氏は日本マクドナルド取締役会長も退任し、同社グループから退く。
原田氏は2004年に米Apple日本法人の社長から日本マクドナルドのCEOに転じた。昨年6月からはベネッセホールディングス会長兼社長を務めている。
原田氏は「私のマクドナルドでの歩みは常に変革・改革の連続でしたが、マクドナルドは“ピープル・ビジネス”、常に人材を礎としビジネス基盤を強固にしてきたことで成長してきたものと確信しております」とするコメントを発表した。
コメント全文は以下の通り。
退任のご挨拶
私、原田泳幸は3月25日(水)をもちまして、任期満了に伴い、日本マクドナルドホールディングス株式会社並びに日本マクドナルド株式会社の取締役を退任する運びとなりました。
皆様におかれましては、在任中、格別のご高配を賜りまして、誠に有難く、厚く御礼申し上げます。
2004年の2月に就任し、8年間のビジネスの成長の後、新たな成長に向けて、後継者の育成及びサラ・カサノバのサポートを行ってまいりました。11年にわたりお世話になった皆さまへ、心から感謝の思いをお伝えさせていただきます。
私のマクドナルドでの歩みは常に変革・改革の連続でしたが、マクドナルドは“ピープル・ビジネス”、常に人材を礎としビジネス基盤を強固にしてきたことで成長してきたものと確信しております。
幾度のビジネスの危機も、「お客様第一」であり、目の前のお客様に誠心誠意対応させていただくことを肝に銘じてまいりました。
「お客様第一」を徹底して追求していく事こそがお客様への価値向上につながり、企業を成長させる最も重要な事であると考えております。
日本マクドナルドは真摯な気持ちでふたたびお客様の店舗体験の価値を高めることと私は確信しております。
今後とも日本マクドナルドホールディングス株式会社を何卒よろしくお願い申し上げます。
日本マクドナルドホールディングス株式会社 取締役会長
日本マクドナルド株式会社 取締役会長
原田 泳幸
関連記事
- 日本マクドナルド、今期の業績予想を「未定」に 異物混入事件の影響 前期は赤字転落
日本マクドナルドホールディングスは15年12月期の連結業績予想を「未定」に。異物混入事件による影響を「合理的に見積もることができないため」という。 - 「我々は明確に加害者」 ベネッセ原田社長が改めて謝罪 再発防止策と補償について説明
ベネッセHDの原田会長が個人情報漏えいに関する再発防止策や補償について説明。「1日も早い信頼回復に務める」と話した。 - ベネッセ会長兼社長にマクドナルド会長の原田氏
ベネッセHDの会長兼社長に日本マクドナルドHDの原田泳幸会長が就任する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.