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任天堂、新ゲーム機プラットフォーム「NX」来年発表へ 「専用機への情熱失っていない」
任天堂の岩田社長は、新ゲーム機プラットフォーム「NX」の開発を進めていることを明らかにした。
任天堂の岩田聡社長は3月17日、新ゲーム機プラットフォーム「NX」(開発コードネーム)の開発を進めていることを明らかにした。来年発表するという。
任天堂とディー・エヌ・エー(DeNA)の資本・業務提携発表会で明らかにした。
岩田社長は「スマートデバイスでゲームビジネスを展開するのは、ゲーム専用機ビジネスへの情熱や展望を失ったのではない。スマートデバイスをどうやって活用するか決めたところで、今まで以上に専用機ビジネスに展望や情熱をもっている」と話した。
詳細は明らかにしなかったが、両社で多様なデバイスに対応した会員制サービスを今秋開始を目指して共同開発することを発表しており、これが「NX」にも対応するという。両社は提携を通じ、「スマートデバイスとゲーム専用機の間に架け橋を架けていく」としている。
任天堂の据え置き機「Wii U」は2012年11月に、携帯機「ニンテンドー3DS」は2011年2月に発売された。3DSは昨年、性能を向上した「Newニンテンドー3DS」が発売されている。
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