「Apple Watch」開発用“フィットネス研究ジム”、初公開
Appleが「Apple Watch」の健康とフィットネス関連機能を開発するためにキャンパス内に秘密のフィットネスジムを設置し、従業員の協力の下、2年以上にわたってデータを収集していたことが、ABC Newsの独占取材で紹介された。
米Appleは「Apple Watch」のヘルスケア機能を開発するために、社内に秘密のフィットネス研究ジムを構築して2年以上データを収集していた。このジムへの独占取材を許された米ABC Newsが3月20日(現地時間)、報道番組「Good Morning America」でその様子を報じた。
4月24日に発売予定のApple Watchには、心拍センサーをはじめとする様々な健康とフィットネスのための機能が搭載されている。このジムは、そうした機能を開発するためのデータを収集するためにAppleのキャンパス内に設置された。
ジム内では多数のAppleの従業員が特殊なマスクや計測機器を装着してランニングマシンやヨガを行っている。Apple Watchの開発は一部の従業員以外には極秘だったため、この研究ジムに協力した従業員はヘルスケア関連の製品開発のためのデータ収集としか知らされていなかったという。
ジムには異なる環境でのApple Watchの動作をテストするための温度調節可能な気候室もあるが、テストのためにアラスカやドバイでもテストしたと、リポーターを案内したAppleのジェイ・ブラーニク氏は説明する。同氏は元Nikeのコンサルタントで、2013年にApple入りしている。
同社のオペレーション担当上級副社長、ジェフ・ウィリアムス氏はApple Watchはフィットネス市場に大改革をもたらすかという質問に「われわれは既に、フィットネスに関する世界で最大級のデータを収集したと思う。だが、まだ始めたばかりだ」と語った。
このリポートはABC Newsのサイトで視聴できる。
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