富士フイルムホールディングスは3月30日、iPS細胞を開発・製造する米Cellular Dynamicsを3億700万ドルの友好的株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。
同社はiPS細胞の安定生産技術に強みを持つ。富士フイルムは写真フイルムの開発で培った技術を生かし、生成医療向け材料を開発しており、米社の買収でiPS細胞を使った創薬支援分野に参入する。
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