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「Windows 10」のテクニカルプレビューに新Webブラウザ「Spartan」追加
「Windows 10 Technical Preview」のビルド10049がリリースされ、ついに新Webブラウザ「Project Spartan(コードネーム)」が登場した。
米Microsoftは3月30日(現地時間)、次期OSのプレビュー「Windows 10 Technical Preview」の新バージョン(ビルド10049)をリリースしたと発表した。Windows Insider Programに参加しているユーザーはWindows Updateで自動的にアップデートできる。
このアップデートで、新ブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)が初めて登場した。
予告通り、このプレビューから2つのWebブラウザ、「Internet Explorer(IE) 11」とSpartanが搭載される。IE 11は旧レンダリングエンジン「Trident」のみになり、Spartanは新エンジン「Edge」のみになる。
プレビュー版Spartanでは、アノテーション機能(手描きで書き込みをしたWebページをOneDriveに保存/共有する機能)やパーソナルアシスタント機能「Cortana」との統合など、1月21日の発表イベントで紹介されたほとんどの機能を試せるが、保存したページをオフラインで読む機能はまだ使えない。
今回のビルドではSpartanの追加以外はバグフィクスが中心で、新たな未修正のバグも発生している。詳細はこちらの公式ブログを参照されたい。
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