Facebook、単体アプリ「Riff」──動画大喜利や寄せ書きで遊べるコラボツール
Facebookの新モバイルアプリ「Riff」は、お題を付けた動画を投稿し、友達にクリップを追加してもらって遊ぶコラボレーションツール。参加する友達が増えれば公開範囲も広がる。
米Facebookは4月1日(現地時間)、AndroidおよびiOS向けの新アプリ「Riff」をリリースしたと発表した。日本語化もされている。“お題”を付けた動画を端末で撮影してFacebookに投稿すると、それを見た友達が続きの動画を追加していけるというソーシャルなアプリだ。
↓yu_riff.jif, sample, Facebookによる紹介動画
大喜利や俳句の連句のような使い方や、共通の友達に送る誕生日メッセージの寄せ書きなどが楽しめる。
単体アプリだが、Slingshotなどと同様にFacebookのアカウントでログインして使い、投稿先はFacebook(Twitterなどでリンクを共有することも可能)。
投稿したRiffを視聴できるのは、最初は友達だけだが、誰かが動画(クリップ)を追加すると、その友達の友達も視聴できるようになる。人気の出たRiffはFacebookが「注目動画」としてピックアップして紹介し、全Facebookユーザーが視聴できるようになる。
作成できる動画は最長20秒まで。Riffを起動してい「新しい動画」をタップし、お題を決めて撮影を開始する。撮影前に3秒のカウントダウンがあるので、その間にアングルを決めておく。プレビュー/撮り直しはできるが、編集機能はない。投稿後、左下の共有アイコンでメッセンジャーやTwitterなどでリンクを共有できる。
友達のRiffにクリップを追加するには、画面右下の(+)をタップし、撮影する。
Riffのおおもとの製作者は作品全体を削除したり、作品内の気に入らないクリップを個別に削除したりできる。
Riffアプリ内で作品を視聴する際、面白くないクリップは左スワイプで飛ばすこともできる。
Facebookによると、2014年通年のFacebookにおける1人当たりのFacebookへの動画投稿数は前年比で75%増加し、1日当たりの動画視聴数は平均10億回以上で、タイムラインに表示される動画数は前年比3.6倍という。
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