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1978年以来、ローランドがモジュラーシンセサイザーに再参入

「SYSTEM-700」のローランドがモジュラーシンセサイザーの新製品を発売。ケーブルをつないで自由な音作りが楽しめる。

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 楽器メーカーのローランドは、モジュラーシンセサイザー新製品を37年ぶりに投入する。現在の主流であるユーロラックというモジュールフォーマットに合わせたアナログシミュレーション音源とエフェクターモジュールで、音源部はシンセサイザー「AIRA SYSTEM-1」をベースにした「SYSTEM-1m」。SH-2、PROMARSなどのアナログシンセ名機の音色を組み込むことが可能な「プラグアウト」機能を持つ。

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808をモデリングした「TR-8」などをラインアップする「AIRA」シリーズから登場
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ケーブルで接続することで自由に音を作れる

 標準的なCV/GATE方式によるケーブルパッチングを他社製のモジュールとの間でも可能。ラックなしのスタンドアロンでも使用可能だ。

 エフェクターモジュールは、ディストーション、クラッシャー、ディレイ、スキャッターの4種類。5月から順次発売予定でいずれもオープン価格。

 ローランドはModular Moogと並ぶ大型のモジュラー型シンセ「SYSTEM-700」(1976年)、小型の「SYSTEM-100」(1975年)、独自の小型ラック形式で現在のユーロラックに近いコンセプトの「SYSTEM-100M」(1978年)を販売していたが、SYSTEM-100M以降、モジュラーシンセの新製品は出していなかった。最初のモジュラーシンセからは40年ということになる。

 また、SYSTEM-700およびSYSTEM-100Mをベースに「最新技術でそのサウンドをよみがえらせる」という新製品「SYSTEM-500」を2015年後半に発売する予定もローランドは明らかにした。

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