「米海軍としてはF-35が最後の有人戦闘機になるだろう」──レイ・メイバス米海軍長官はこのほど行った講演で、米海軍は今後はドローンなど無人機の活用に移行するとの見通しを示した。
無人化することでパイロットの安全を考慮する必要がなくなり、リスクの高いさまざまな技術を取り入れたり、迅速な配備も可能になるみている。3Dプリンタによる“使い捨てドローン”もいずれ実用化されるだろうという見方も示した。
米海軍はこのほど、ドローン「LOCUST」を公開した。「Low-Cost UAV(無人飛行機) Swarming(群れる) Technology」の略だが、locustは日本語でイナゴの意味だ。
ドローンは筒状で、ミサイルのようにランチャーにセットされ、射出されると翼を出して飛行。ほかのドローンと群れを自律的に形成し、偵察や攻撃任務をこなす。少人数でも複雑な任務をこなすことができるようになり、1機の軍用機よりも安価だとしている。
動画が取得できませんでした
関連記事
- SF的“プラズマシールド”が現実に? Boeingが特許取得
- 米海軍、レールガンを2016年に洋上テストへ 「これはSFではない」
- 米海軍、レーザー兵器を今夏にテスト配備へ
- 米海軍、潜水艦でもOKな電子書籍リーダー「NeRD」を開発
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.