ソニーは4月22日、2015年3月期通期の連結業績を上方修正し、営業利益が前回予想より480億円拡大して680億円になる見通しだと発表した。売上高は前回予想から2.6%増の8兆2100億円に上ぶれして着地する見通しだ。
金融や音楽分野、家庭用/業務用DVカメラなどを含む「イメージング・プロダクツ&ソリューション」分野、PlayStation 4などを含む「ゲーム&ネットワークサービス」分野などの売上高が想定を上回ったほか、テレビやオーディオなどを含む「ホームエンタテインメント&サウンド」分野の費用が想定を下回る見込みとなったため。
税引き前損益は50億円の赤字予想から390億円の黒字予想に転換。最終赤字は前回予想の1700億円から440億円改善し、1260億円となる見込みだ。
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