JTB、遊び・体験予約の「asoview!」に出資 「地域の魅力ある資源を掘り起こす」
JTBが遊び・体験予約サイト「asoview!」と業務提携した。土地の魅力を生かす“着地型”商品の企画・販売に力を入れる。
ジェイティービー(JTB)と遊び・体験予約サイト「asoview!」を運営するアソビューは4月22日、包括的業務提携を結んだと発表した。JTBはアソビューに出資も行い、両社で各地の魅力を生かした“着地型”商品や来日観光客向け商品の企画・販売に力を入れる。
「asoview!」はパラグライダーやシュノーケリングなどのアウトドアレジャー、ものづくり体験、文化体験など、各地の特色を生かした参加型観光商品を予約できるプラットフォーム。2012年秋にサービスを開始し、現在約2700社・6000プランをサイト上で紹介している。
JTBは「総合旅行事業」から「交流文化事業」への転換を目指しており、旅行会社主体で企画する“発地型”でなく、地元の人の目線で土地の魅力を生かす“着地型”商品の開発・販売の強化にアソビューとの提携を生かす。
提携の柱は(1)Web販売、(2)エリアプロモーション、(3)インバウンド(訪日外国人観光客)、(4)法人ソリューション、(5)福利厚生サービス――の5つ。具体的には、「JTB HP」「るるぶトラベル」と「asoview!」の相互商品提供や、訪日旅行予約サイト「JAPANiCAN.com」、企業向け研修・福利厚生サービス「えらべるクラブ」へのasoview!コンテンツ提供――などを予定している。
アソビューはJTBのほか、YJキャピタル、グロービス・キャピタル・パートナーズ、ジャフコを引受先とした総額約6億円の第三者割当増資を実施した。JTBグループがITベンチャーに出資するのは初。
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