ドコモ夏モデル、虹彩認証・TransferJet対応「ARROWS NX」投入 「コストから企画した」低価格スマホも
ドコモ夏モデルは、スマホとして初めて虹彩認証機能を搭載したハイエンド端末から、機能・価格を絞ったコンパクトスマホ、Android搭載“ガラケー”などをそろえた。
NTTドコモが5月13日に発表した夏モデル新機種は、スマートフォンで初めて虹彩認証機能を搭載したハイエンド端末から、機能・価格を絞ったコンパクトスマートフォン、Androidを搭載したフィーチャーフォンなどをそろえた。
虹彩認証と無線伝送技術「TransferJet」に対応した「ARROWS NX F-04G」は、画面を見るだけでユーザーの虹彩を認識し、ロック解除が可能だ。ハイエンド機としてはこのほか、Xperiaシリーズのフラグシップ端末「Xperia Z4 SO-03G」、IGZOディスプレイを搭載したAQUOSシリーズの「AQUOS ZETA SH-03G」も投入する。
手ごろな価格のコンパクトモデルとして、5.0インチの「AQUOS EVER SH-04G」と4.6インチの「Xperia A4 SO-04G」を発表。「2年前に『ツートップ』としてスマートフォンの2機種を安く販売したが、その顧客がそろそろ機種変更する時期」(同社の丸山誠治プロダクト部長)をにらみ、「コストに着目して企画した」という。格安スマホとの競争は「あまり意識していない」が、スマートフォンの機能がこなれ、部品などが低価格化してきたことで、低価格機も供給可能になったという。
同社として初めて、Androidを搭載したフィーチャーフォン「ARROWSケータイ F-05G」「AQUOSケータイ SH-06G」も発表(写真入りの詳しい記事はこちら)。使い勝手はフィーチャーフォンを踏襲しながら、スマートフォン向けWebサイトの閲覧や「LINE」の利用が可能だ。「“ガラケー”のような操作性の端末はこれからも作っていく」(加藤薫社長)。
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