米Appleが独自のテレビを発売するという計画は1年以上前に棚上げになった──と、米Wall Street Journalが事情に詳しい人物の話として5月19日付けで報じた。
この人物によると、Appleは独自ブランドのテレビ向けに革新的な機能を研究していたことは事実で、超高解像度ディスプレイにカメラを搭載し、ビデオ通話が行える機能なども検討していたという。
だが韓国Samsung Electronicsが主導する世界のテレビ市場は競争が激化しており、こうした新機能では十分な競争力は持ち得ないとApple幹部は判断したという。
故スティーブ・ジョブズ氏やティム・クックCEOはテレビへの関心を語っており、Appleブランドのテレビ発売は常にうわさになってきた。テレビプロジェクトは完全に終了したわけではないが、メンバーは現在、別の製品を担当しているという。
物言う株主として知られるカール・アイカーン氏はこのほど、Appleは2016年に超高解像度なテレビを発売するだろうという期待を述べた。
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Appleが、2012年からアップデートしていない「Apple TV」の新モデルを例年6月開催の年次開発者会議WWDCで発表するとBuzzFeedが報じた。SiriとApp Storeをサポートし、多数のCATV局のストリーミングサービスを利用できるという。
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