Apple、iBeacon搭載ロボットでインドアマップデータ収集中──9TO5Mac報道
Appleが、Googleマップの「インドアマップ」に相当する屋内地図を「マップ」に追加するために、ルンバのような自走式小型ロボットを使っていると、9TO5Macが報じた。
米Appleが、地図アプリ「マップ」にGoogleマップの「インドアマップ」に相当する屋内地図を追加するために、iBeaconセンサーを搭載する小型ロボットを使っている──。米9TO5Macが5月21日(現地時間)、この件に詳しい筋の話としてそう報じた。
このロボットは、米iRobotのお掃除ロボット「ルンバ」くらいの大きさで自走式という。
9TO5Macによると、インドアマップが年内に追加されることはないが、Appleは既に新キャンパスでこのロボットを走らせていると複数の情報筋が語った。
Appleは2013年3月にインドアマップ作成企業の米WiFiSLAMを買収している。また、昨年米国で立ち上げたスモールビジネス向け地図サービス「Maps Connect」には「Indoor」機能があり、年間100万人以上の訪問者のある場所から優先的にインドアマップを作成しているようだ。
Appleの地図アプリの取り組みについては今年の2月、Googleマップの「ストリートビュー」のような機能のための特製自動車を走らせていると複数のメディアが報じている。
Appleが6月のWWDCで発表するマップの新機能は、バスや電車などの公共交通機関の乗換案内になると9TO5Macはみている。また、現在は「標準」「地図+写真」「航空写真」の3種類ある地図表示に「経路情報」が加わるという。
WWDCは6月8日から、カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで開催される。基調講演の開始時間はまだ発表されていないが、例年通りであれば米太平洋時間の午前10時(日本時間の9日午前2時)からになるとみられる。
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