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Google、「Webmaster Tools」を「Search Console」に名称変更
Googleが、Google検索結果でのWebサイトのパフォーマンスをチェックするための無料ツール「Webmaster Tools」の名称を「Search Console」に変更した。機能は変わらない。
米Googleは5月21日(現地時間)、Google検索結果でのWebサイトのパフォーマンスを監視、管理するための無料ツール「Webmaster Tools」の名称を「Search Console」に変更したと発表した。ツールのページも既に表示が変わっている。
ユーザーインタフェースや機能は変わっていない。
Googleは名称変更の理由を、このツールのユーザーを調べたところ、愛用してくれているのは趣味で使っていたり、SEOのエキスパートだったり、デザイナーやアプリ開発者だったりとWebマスター以外の人々が多かったからとしている。名称に「Webマスター」と付いていることで、潜在的なユーザーに尻込みさせることを避けたかったとも。
Search Consoleのヘルプでは、対象ユーザーは「ジェネラリストからスペシャリストまで、初心者からベテランまで、どなたにも」となっている。
Webmaster Toolsは2005年6月にβ版がリリースされた「Google Sitemaps」が基になっている。2006年8月の「Webmaster Central」開設の際、Webmaster Toolsになった。
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