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小保方氏、STAP論文の「Nature」掲載費60万円を理研に返還
理研が小保方氏に返還を求めていた、「Nature」への「STAP細胞」論文掲載費用約60万円が返還された。
理化学研究所は7月7日、小保方晴子元研究員に返還を求めていた、「STAP細胞」論文の科学誌「Nature」への掲載費用約60万円が返還されたと発表した。指定口座に振り込まれたことを6日に確認した。
理研は小保方氏の研究不正を認め、今年3月、小保方氏に掲載費の返還を要請。7月初めごろ、小保方氏の代理人弁護士を通じて返金の振り込みを行うとの意思表示があり、6日に返金を確認したという。
理研は2月、小保方氏の処分を発表。当時すでに理研を退職していたが、仮に在籍していた場合の処分として「懲戒解雇相当」とした。
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「論文に載ったSTAP細胞がなかったことはほぼ確実」と理研の調査委が結論。論文で「STAP幹細胞」とされたものは、ES細胞の可能性が極めて高いと判断した。調査委は小保方氏に実験データの提出を求めたが、ほとんど提出されなかったという。
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