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ドコモ、SIMロック解除条件を変更 一律“6カ月縛り”緩和 購入当日に解除できる場合も
ドコモがSIMロック解除条件を緩和し、前回の解除から6カ月以上経過している場合は、新規購入した端末でもその日に解除を受け付ける。
NTTドコモは7月7日、SIMロック解除の受付条件を13日から一部変更すると発表した。これまでは端末購入日から6カ月間解除できないとしていたが、今後は前回の解除から6カ月以上経過していれば、新規購入した端末でも購入したその日から解除を受け付ける。
つまりある端末を購入し、6カ月経過してSIMロックを解除した場合、その6カ月後に購入した新端末は、購入したその日にSIMロックを解除できることになる。
また前回のSIMロック解除実績から6か月が経過していない場合、新規購入する端末について、前回のSIMロック解除から6か月が経過した日からSIMロック解除を受け付ける。例えばある端末を購入し、6カ月後にSIMロックを解除した場合、その4カ月後に新規端末を購入すると、その新規端末は購入から2カ月後にSIMロックを解除できることになる。
ドコモは5月1日以降に発売した機種について、購入日から6カ月間のSIMロック解除を行わない期間を設けていた。加藤薫社長4月の記者会見で「一部のユーザーが不正に入手して他社に転売するのケースが散見される」ため解除制限期間を設けたと説明していたが、解除制限による利便性低下にも理解を示し、「少し考えさせていただこうと思う」と話していた。
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