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ジャポニカ学習帳から消えた「昆虫」、人気投票で復刻 “本格復帰”の可能性を聞いてみた(2/2 ページ)
「ジャポニカ学習帳」表紙の人気投票で昆虫のデザインが上位を独占。復刻が決まった。一般販売されているジャポニカ学習帳からは12年以降、昆虫の表紙が消えているが、復活の可能性はあるだろうか。
ジャポニカ学習帳から消えた「昆虫」 本格復帰の可能性は
今回、昆虫の表紙が人気を集めたが、一般販売されているジャポニカ学習帳からは2012年以降、昆虫の表紙が消えている。
担当者によると、理由の1つはシリーズ構成時に“表紙映え”する昆虫の写真が集まらなかったこと。ジャポニカ学習帳は5年に1度シリーズを刷新しており、アフリカやアジアなど地域ごとに表紙の写真を撮影しているが、新シリーズ構成時に昆虫の写真がうまく集まらなかったという。
もう1つは、昆虫が苦手な子どもや親、教師などへの配慮だ。最近は小学校で新学期に教師がノートを指定し、子どもたちに買うよう指導するケースが多く、「子どもたちは自分で柄を選ぶことができなくなってきた」という。クラスに虫嫌いな子どもがいる場合は教師も配慮し、昆虫が表紙のジャポニカ学習帳の指定を避けてしまう。昆虫の表紙をなくしたのは、そういった事態を防ぐためでもあるという。
今回の人気投票の結果、昆虫の人気が裏付けられたとはいえ、昆虫表紙の復活は「当面すぐには難しい」と担当者は話す。ただ「長い目で見ると、考えられなくはない」と、復活の可能性も示唆している。
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