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「文学フリマ」とエブリスタが提携 同人誌の一部をWeb上で“立ち読み”可能に
小説などの投稿サイト「E★エブリスタ」に、文学同人誌即売会「文学フリマ」の出店者の作品の一部を無料で読める「文学フリマ×エブリスタ 立ち読みカタログ」がオープンする。
小説などの投稿サイト「E★エブリスタ」を運営するエブリスタは7月16日、文学同人誌即売会「文学フリマ」と提携し、出展者の作品の一部を無料で読める「文学フリマ×エブリスタ 立ち読みカタログ」を始めると発表した。
まず11月23日開催の「第二十一回文学フリマ東京」(東京流通センター)について、出展者の作品を、E★エブリスタ内の特設ページに集約する。作品受け付け同イベントの申し込みが始まる7月18日から開始し、順次掲載する。
文学フリマは小説や詩、評論などオリジナル作品の同人誌即売会。プロ・アマ問わず参加しており、「『すべての人が文学の担い手となることができるイベント』という構想は『みんながスターになれる場所』」というE★エブリスタの理念とも共通する」という。
これまでは投稿サイトと創作文芸イベントの横の連携は弱かったといい、提携を通じクリエイターと読者間のオンライン/オフラインの垣根を越えた交流を促進し、地方作家の発掘やインディーズ小説市場全体の活性化につなげるとしている。
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