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トヨタ、生活支援ロボの研究開発コミュニティー発足 新型ロボ、研究機関に貸し出し
トヨタは、生活支援ロボットの早期実用化を目指し、外部の研究機関などと連携したコミュニティーを発足させる。
トヨタ自動車は、障害者や高齢者などの家庭内での自立生活を支援する生活支援ロボット「Human Support Robot」(HSR)の早期実用化を目指し、外部の研究機関などと連携した「HSR開発コミュニティ」を、9月をめどに発足させる。加盟する研究機関に同社が開発した新型HSRを貸与し、研究開発を加速する。
HSRは、円筒型のボディに格納できるアームを備え、床の上の物を拾ったり棚から物を取るなどの仕事ができるロボット。2012年の発表以降改良を重ねており、新型は直径約43センチ、高さ約100〜135センチ、重さ37キロ。最大時速800メートルで移動でき、1.2キロ以下・幅13センチ以下のものをつかめる。
今回発足するコミュニティは、これまで生活支援ロボの共同研究を実施してきた数機関とともに9月をめどに活動を開始。10機関程度を公募し、16年4月以降に規模を拡大する。
加盟機関は、同社から貸与されたHSRを使って技術開発を進め、その成果をコミュニティで共有。加盟機関が利用できるようにする。開発の成果を検証する実証実験の協力先も同社が紹介するなど、加盟機関による実証実験も支援する。
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