「CEDEC AWARDS」特別賞に「スペースインベーダー」開発者の西角氏、「パックマン」の岩谷氏
「CEDEC AWARDS 2015」の特別賞に、「スペースインベーダー」と「パックマン」の開発者がそれぞれ選ばれた。
ゲームなどコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC」運営委員会は7月17日、関連技術や開発者を表彰する「CEDEC AWARDS 2015」の「特別賞」に、アーケードゲーム「スペースインベーダー」(1978年)開発者の西角友宏(にしかどともひろ)氏と、「パックマン」(1980年)開発者の岩谷徹(いわたにとおる)氏を選んだと発表した。
特別賞は、コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した人を表彰する賞。世界中で人気となった「スペースインベーダー」「パックマン」は、現在まで30年以上にわたってプレイされ続け、映画やアニメなどにもモチーフに使われるなど幅広い世代に愛されており、日本のゲーム業界の礎となったとしている。
また、著述賞に「3Dゲームをおもしろくする技術 実例から解き明かすゲームメカニクス・レベルデザイン・カメラのノウハウ」の著者・大野功二氏を選んだ。
最優秀賞にノミネートされる「優秀賞」受賞者5部門・25組も発表した。ゲームデザイン部門にはスマートフォンゲーム「ねこあつめ」開発チームなどが、サウンド部門には「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア」開発&サウンドチームなどが、ビジュアル・アーツ部門には「Minecraft」開発チームなどが、ネットワーク部門には「Ingress」開発チームなどが、エンジニアリング部門には「VisualStudio」開発チームなどが選ばれている。
各賞の授賞式と最優秀賞の発表・授賞式は、「CEDEC 2015」(パシフィコ横浜)2日目の8月27日に会場内で行う。
関連記事
- 故・飯野賢治氏にCEDEC AWARDS最優秀賞
コンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC」で発表された「CEDEC AWARDS 2013」で、ゲームデザイン部門最優秀賞に飯野賢治さんが選ばれた。 - 「マイコンBASICマガジン」にCEDEC AWARDS 「DS-10」も受賞
多くのプログラマーを育てた功績をたたえ、「ベーマガ」にCEDEC AWARDSが贈られた。 - 「ワンダと巨像」プログラミングチームなどにCEDEC AWARDS ニコ動も受賞
ゲーム開発者を技術面からたたえる「CEDEC AWARDS」に、「ワンダと巨像」のプログラミングや「大神」のビジュアルなどが選ばれた。ニコニコ動画チームも「広義のゲーム」として受賞。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.