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「マイコンBASICマガジン」にCEDEC AWARDS 「DS-10」も受賞
多くのプログラマーを育てた功績をたたえ、「ベーマガ」にCEDEC AWARDSが贈られた。
ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2010」(主催・コンピュータエンターテインメント協会)は9月1日、優れたゲーム開発者をたたえる「CEDEC AWARDS 2010」の受賞者を発表した。プログラミング・開発環境部門の最優秀賞は、休刊した雑誌「マイコンBASICマガジン」(電波新聞社)の編集部とプログラム投稿者に贈られた。
同誌は「ベーマガ」の愛称で親しまれたプログラミング入門誌。1982年の創刊時から読者投稿のBASICプログラムを紙面に掲載し、多くのプログラマーを育ててきたが、2003年に休刊した。
受賞理由は「ネット普及前の紙メディアのみの時代に巨大なサンプル集として多くのプログラマーの貴重な情報源となる。良心的な編集内容を通じて、ゲームプログラマーの育成に多大に貢献し、ゲーム業界の発展につなげた」。
サウンド部門は、ニンテンドーDS用のシンセサイザーソフト「DS-10」開発チーム(AQインタラクティブ)が受賞。ネットワーク部門は「セカイカメラ」開発チーム(頓智・)が受賞した。
特別賞はナムコ名誉相談役の中村雅哉氏に贈った。
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