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TPPの著作権条項を考えるトークイベント、夏コミ会場で開催
コミケ準備会とThinkTPPIPは、TPPの著作権条項について議論するトークイベントを夏コミ会場で開催する。
コミックマーケット準備会と、ネット関連三団体で構成する「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)は8月14日、「コミックマーケット88」開催中の東京・ビッグサイトで、TPPの著作権条項について議論するトークイベントを開催する。漫画家の赤松健さんなどが参加する。
「TPPの著作権条項を考える 〜非親告罪化、保護期間延長〜」と題したイベント。コミケなど同人誌即売会に集うクリエイターやファンにとって重要な、著作権侵害の非親告罪化や著作権保護期間の延長、法定賠償金制度の導入などTPPの著作権条項について議論し、日本文化を守るためのセーフガード規定を含め、今後何ができるのかを考える。
イベントは14日午後5時〜6時に東京ビッグサイト西アトリウムで開催。赤松さんのほか、大田区議会議員の荻野稔さん、弁護士の中川隆太郎さん、コミケ準備会スタッフで作家の松智洋さんが参加し、インターネットユーザー協会事務局長の香月啓佑さんがモデレーターを務める。イベントの様子は「ニコニコ生放送」で配信する予定だ。
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