Outlookのアドイン、EvernoteやUberが利用可能に(要Office 365またはExchange)
OutlookのカレンダーのイベントにUber発注リマインダーを追加したり、メールの一部をEvernoteにクリップするためのサードパーティー製アドインが、まずは「Outlook 2013」と企業向け「Office 365」加入ユーザーの「Outlook on the Web」で使えるようになった。
米Microsoftは8月12日(現地時間)、Outlookのサードパーティー製アドインが利用可能になったと発表した。同日から、まずは「Office 2013」(要Exchange 2013)、「Outlook on the Web」(要企業向けOffice 365)でUber、Evernote、Boomerang、PayPal(日本のアプリストアには表示されない)が使えるようになった。
9月中には「新しいOutlook.com」のユーザーも利用できるようになるという。
例えばUberアドインをインストールすると、Outlookのカレンダーの予定に1タップでUberの呼び出しリマインダーを追加できる。こうしておくと、あらかじめ設定した時間に同じMicrosoftアカウントでログインしているスマートフォンのOutlook on the Webに目的地とともにリマインダーが表示される。このリマインダーをスワイプし、Uber呼び出しを有効にすれば配車の手配は完了する。
Boomerangは、用意しておいたメールを設定したスケジュールで送信したり、メールに返事が来ない場合にリマインダーを表示したりする、メールの送受信管理ツール。すでにGmail、Google Apps、Microsoft Exchange向けアプリは公開されている。
YelpとIFTTTのアドインも間もなく登場するという。
Microsoftはまた、新しいOutlook.comのプレビュー参加ユーザーを拡大していくことも発表した。具体的な日程や参加申し込み方法などは不明。プレビューに参加したいユーザーは、Oulookチームの公式Twitterアカウントのツイートをチェックしておくとよさそうだ。
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