Samsung、「Galaxy S6 edge+」と「Galaxy Note5」を同時発表
Samsungがニューヨークで開催したイベントで、例年9月に発表するNoteシリーズだけでなく、フラッグシップシリーズであるSの新モデルも発表した。いずれも米国では8月21日に発売する。同時に、「Apple Pay」や「Android Pay」と競合するモバイル決済サービス「Samsung Pay」も発表した。
韓国Samsung Electronicsは8月13日(現地時間)、ニューヨークで開催したイベントで、Androidスマートフォンのフラッグシップモデル「Galaxy S6 edge+」およびスタイラス付きNoteシリーズの新モデル「Galaxy Note5」を発表した。米国での発売は8月21日から。価格や日本での発売予定は発表されていない。
同社は例年、Noteシリーズを9月に、Sシリーズを2月に発表しており、2モデルを8月に同時発表するのは異例のことだ。
Galaxy S6 edge+は、5.1インチの現行のフラッグシップ端末「Galaxy S6 edge」より画面サイズが大きくなり、5.7インチになったが、解像度(1440×2560)は変わらない。その他のスペックは以下の通り。
Galaxy Note5(Noteと数字の間にスペースがないのはSamsungの資料通りの表記)もディスプレイサイズは5.7インチ。背面がガラスでメタリックなフレームがついており、ディスプレイはフラットだ。スタイラス「S Pen」はうわさ通り末端をプッシュすることで本体から取り出せるようになった他、より持ちやすくなったという。
基本的なスペックはGalaxy S6 edge+とほぼ同じだ。
Samsungは新モデル向けのアクセサリーも多数発表した。中でもユニークなのはQWERTYキーボード付きのケース。画面にキーボードを重ねると入力でき、不要な間はキーボードを背面に付けておける。
また、両モデルとも無線充電に対応するので、共通の無線チャージャーも用意されている。2時間でゼロ状態からフル充電できるという。
同社はまた、うわさされていた独自のモバイル決済サービス「Samsung Pay」も正式発表した。
まずは韓国で8月20日から、米国で9月28日から利用可能になる。その後提供範囲を英国、スペイン、中国に拡大していく計画。
Samsang Payは、2月に買収した米LoopPayの技術を採用する非接触型モバイル決済サービス。米Appleの「Apple Pay」や米Googleの「Android Pay」と競合するものだ。米4大カード(American Express、Discover、MasterCard、Visa)、韓国の主要カードをサポートする。
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