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ドコモ、オンライン教育「ドコモgacco」設立
NTTドコモがNTTナレッジ・スクウェアを子会社化し、MOOCサービス「gacco」を運営する「ドコモgacco」に社名変更する。
NTTドコモは8月17日、NTTナレッジ・スクウェアを子会社化し、25日に社名を「ドコモgacco」に変更すると発表した。両社が共同で提供するMOOC(大規模公開オンライン講座)サービス「gacco」の事業拡大に注力する。
「gacco」は大学教授などによる講義をオンラインで無料配信するMOOCサービス。2014年4月のスタートからこれまでに44講座を開講し、登録会員数は約14万人、受講登録者数は延べ39万人に上っている。
gaccoで培った映像コンテツを主軸にしたオンラインで学習のノウハウを官公庁・地方自治体や企業に提供・提案し、企業研修などに活用を広げる狙い。今後、リアルタイムに遠隔地をつないだワークショップの開催、教育の地域格差や地方創生への貢献を目指した取り組みにもつなげたいという。
子会社化に当たり、第三者割当増資を引き受け、NTT(持ち株会社)傘下の投資ファンドから株式を取得した。資本金は2億円で、ドコモの伊能美和子氏が社長に就任する。
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