Google、ハングアウトもGoogle+から完全独立 単体Webアプリ登場
Facebookがメッセンジャーの単体Webアプリを4月に公開したのを追うように、Googleもハングアウトの単体Webアプリを公開した。ようやくPCでGoogle+やGmailを起動せずにハングアウトを使えるようになった。
米Googleは8月18日(現地時間)、統合メッセージングサービス「Hangouts(日本では「ハングアウト」)の専用Webページを開設したと発表した。こちらのページだ。
ハングアウトは、当初はGoogle+のビデオチャット機能だったものが、2013年のGoogle I/Oで統合メッセージングサービスの名称に再定義された。モバイルおよびChromeアプリはあるが、PCで利用するにはこれまではGoogle+あるいはGmailを開くか、Chromeアプリを利用する必要があった。また、Gmailとは別の同社のメールアプリ「Inbox」にはハングアウト機能はない。
これが、Webブラウザで直接開けるようになった。もちろんChrome以外のWebブラウザでも利用できる。
使い勝手はGmailから利用する場合とほとんど変わらないが、連絡先リストが大きく表示され、壁紙として自動的にランダムに写真が表示される。
Google+を統括するブラッドリー・ホロヴィッツ氏は7月、Google+のソーシャル体験にとって重要ではない機能を他のサービスに移行すると予告した。ただ、これはGoogle+の終焉を意味するのではなく、Google+にはソーシャルな新機能を追加していくともしていた。
ハングアウトと競合する米Facebookのメッセンジャーでも、4月に単体Webアプリが使えるようになっている。
関連記事
- GoogleのほとんどのサービスでGoogle+プロフィール接続が不要に まずはYouTubeから
Googleは、向こう数カ月をかけて現在多くのサービスと接続しているGoogle+プロフィールの接続を解除し、Google+の“ソーシャル体験強化”にフォーカスしていくと発表した。まずはYouTubeでGoogle+との接続が必要なくなる。 - 「Google+ フォト」、8月1日終了へ(「Google フォト」に一本化)
Googleは、「Google+」の1機能である「フォト」を8月1日から段階的に終了するとGoogle+で発表した。5月に提供を開始した「Googleフォト」に一本化する。 - Google、「Google+」を写真編集の「Photos」とソーシャル機能「Streams」に分割へ
Googleが、伸び悩むソーシャルサービス「Google+」から高度な機能を持つ写真サービス「フォト」を分離し、ソーシャル機能の「Streams」と写真編集機能の「Photos」として再編する。 - Google、統合メッセージング機能「ハングアウト」を発表 iOSアプリも提供
「Babble」あるいは「Babel」という名称で発表されるとうわさされていたGoogleの統合メッセージングサービスは「ハングアウト」という名称になり、Android、iOS、Chrome版のアプリも公開された。 - Facebook、メッセンジャーの単体Webアプリ「Messenger.com」立ち上げ
Facebookが、デスクトップのWebブラウザで使えるメッセンジャーの単体Webアプリを立ち上げた。3月に発表したメッセンジャーのプラットフォーム化の一環だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.