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WebRTCを活用したオンライングループワーク、ドコモと東大が共同研究 gacco受講者向けにトライアル

WebRTC技術を活用し、遠隔地の受講者を結んでオンラインでグループワークする「gaccatz」をドコモと東大が共同実施する。

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 NTTドコモと東京大学は8月25日、WebRTC(Web Real-Time Communication)技術を活用したオンライングループワークシステム「gaccatz」(ガッカツ)を使った遠隔講義を「gacco」受講者を対象に行うと発表した。

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「gaccatz」の概要図

 大規模な集合研修を最大1000人規模でオンライン開催するための仕組み。受講者はPCブラウザ(Chrome)からアプリにログインし、ライブ講義を視聴した後、3〜4人ずつのグループに分かれ、音声やテキストチャットで課題に取り組み、プレゼンテーションを行う。講師は講義映像の一斉配信だけでなく、個別グループ内の議論を受講者全員に共有することもできる。

 ドコモと東京大学が2013年から取り組んでいる「MOOCを活用した反転学習に関する共同研究」の取り組みの1つとして実施する。これまでもリアルに集う形式の反転学習講義は開催してきたが、オンラインで同時に課題に取り組む形式は初めてという。

 トライアル講義は、gacco内講座「日本中世の自由と平等」(東京大学・本郷和人教授)の有志受講者300人を対象に10月25日に開催する。

 WebRTCはWebブラウザ間でリアルタイムのP2Pのデータ通信を可能にする技術で、W3CとIETFで標準化が進められている。gaccatzは、NTTコミュニケーションズのWebRTCプラットフォーム「SkyWay」を活用している。

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