米Appleは9月23日、Apple Watch向けOSの更新版となる「watchOS 2」のセキュリティ情報を公開し、多数の深刻な脆弱性に対処したことを明らかにした。
それによると、watchOS 2では計31項目の脆弱性が修正された。メモリ破損など任意のコード実行につながる深刻な問題が多数含まれる。また、CFNetworkの脆弱性ではSSL/TLS接続を傍受される可能性、CoreCryptoの脆弱性では攻撃者にRSA秘密鍵を特定されてしまう可能性が指摘されている。
watchOSの更新版は、ペアリングしているiPhoneの「Watch」アプリ経由でインストールできる。
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