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「東京ガールズコレクション」が人工知能活用プロジェクト 「データを基に新しいトレンドのカタチを」
ユーザーのファッションセンスを学ぶ人工知能アプリ「SENSY」が、東京ガールズコレクションと提携。国内のトレンドを分析し、世界へ発信していく予定だ。
ファッション人工知能アプリ「SENSY」(iOS/Android)を手掛けるカラフル・ボードはこのほど、「東京ガールズコレクション」を企画・運営するF1メディアと連携し、ファッションショーに人工知能を活用するプロジェクトを始めると発表した。ショー関係者などのファッションセンスを学習させた人工知能を作成し、「データを基に新しいトレンドのカタチを生み出す」狙いだ。
SENSYは、個人のファッションの好みを学習し、コーディネートを考えてくれる“ファッション人工知能”アプリ(iOS/Android向け)。同プロジェクトでは(1)人工知能でコーディネートしたファッションショー、(2)人工知能を活用した来場客との連動企画、(3)SENSYユーザーの総データに基づく企画運営――などに取り組む。将来は東京ガールズコレクション関係者や参加者1人1人のファッションセンスを分析・統合し、1つの人工知能を生み出すことを目指すという。
カラフル・ボードによれば、ネットの普及を通じて日本発のファッション文化が世界に受け入れられやすくなった反面、「情報量の増加により、個人の好みが多様化し、トレンドを捉えることが難しくなってきた」という。同プロジェクトを通じて「日本のリアルなトレンドを人工知能で分析し、世界へ発信する」としている。
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