「Windows 10」最新プレビュー「ビルド10565」でSkype統合やCortanaの手書き文字対応
MicrosoftがWindows Insider PreviewのFastリングユーザー向けにWindows 10のプレビュー「ビルド10565」をリリースした。SkypeアプリをユニバーサルアプリとしてWindows 10に統合した他、Cortanaの手書き文字認識、Edgeのタブプレビュー機能など、多数の新機能を試用できる。
米Microsoftは10月12日(現地時間)、Windows 10 Insiderプレビューの最新アップデート(ビルド10565)のFastリングでのリリースを発表した。
多数の新機能が追加された中から、主なものを紹介する。
SkypeアプリのWindows 10への統合
Skypeの機能がWindows 10のユニバーサルアプリとしてWindows 10に統合される。これにより、アクションセンターに届いたプッシュ通知から、Skypeアプリを起動せずに直接メッセージングや通話で返信できる「Quick Reply」機能が使えるようになる(Skypeアプリも存続する)。
「Edge」ブラウザに「Tab Preview」
メインブラウザの「Edge」で複数のタブを開いている場合、背後にあるページのタブにカーソルを合わせると小さなサムネイルでプレビュー表示する機能が追加された。
Cortanaの手書き文字認識
Windows 10で手書きで入力した文字をCortanaが認識し、例えば日付や場所だとカレンダーに予定を追加する。対応言語の説明はないが、恐らく日本語にはまだ非対応(Cortanaはプレビューでは日本語にも対応している)。
その他
「スタート」メニューのコンテキストメニューの改善、スタートメニューへの特定の連絡先のピン機能、Windows Storeアプリの自動アップデート機能などが追加された。その他の新機能については公式ブログを参照されたい。
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