Facebook、「過去のこの日」で見たくない日/人の非表示設定が可能に
Facebookで過去の同じ日にあった出来事を表示する「過去のこの日」を有効にしておくと、辛かったことや亡くなった友人に関する投稿が突然ニュースフィードに表示されることがあったが、これを日付あるいは友達の名前で非表示に設定できるようになった。
米Facebookは10月13日(現地時間)、「On This Day(日本では「過去のこの日」)」機能で、表示させたくない日や友達を非表示にできるようにした。米The Vergeが報じた。
「過去のこの日」は、Facebook上での特定の過去の日の自分の投稿、自分がタグ付けされた他の人の投稿、重要なライフイベント、Facebookで他の利用者と友達になったときなどを表示させる機能。これをオンにすると、専用ページに表示できる他、一部は自分のニュースフィードにも表示される。
これまでは、例えば亡くなった友人や家族の写真や、思い出したくない出来事も表示されていたが、友達の名前あるいは日付で見たくないアクティビティは表示させないよう設定できるようになった。
設定方法は、専用ページの右上の「設定」をクリックすると表示されるメニューで「ブラックリスト」あるいは「日時」の「編集」をクリックし、友達の名前あるいは日付を入力する。項目は「日時」となっているが指定できるのは月日のみなので、同じ日の表示しても問題ない出来事も非表示になる。
昨年、Facebookの別のサービス「今年のまとめ」をめぐって、自分のニュースフィードにその年に亡くなった愛娘の写真が突然表示されてショックを受けたとユーザーが改善を求めたが、こちらの機能は本稿執筆現在まだ改善されておらず、表示された段階で非表示にするしかないようだ。
ユーザーはFacebookに楽しい投稿だけでなく、病気や怪我、家族を喪ったことなども報告することがある。同社は現在、そうした投稿に共感を示すためのボタン「Reactions」のテストを実施している。
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