仰向けでも作業できるPCデスク+チェアシステム「ALTWORK STATION」、3900ドルで予約開始
座る、立つ、寝る、と様々な体勢でパソコン作業ができる一体型デスク+チェアシステム「ALTWORK STATION」が登場。“Focus”(リクライニング)モードでは仰向けになって斜めにしたデスク上のキーボードやマウスを操作できる。
健康や生産性のために立って作業するスタンディングデスクがあるが、今度は仰向けの姿勢でPCを使えるデスク+チェアのシステムが登場した。
米新興企業Altworkが、座る/立つ/寝るという3通りの姿勢(寝る角度は様々に調整可能)で使える「ALTWORK STATION」の予約を開始した。現在は特別価格3900ドル(約47万円)で、定価は5900ドルになる見込み。出荷は2016年半ばの予定だ。本稿執筆現在、米国外への出荷の予定はない。
椅子の傾き調整やフットレスト部分を伸ばす操作は、デスクについている操作パネルで行う。ディスプレイやノートPCを設置するパネルの角度や距離は物理的に調整する。自分の身長や好みに合った体勢を複数記憶させることができ、操作パネルでスムースに切り替えられる。
リクライニングモードでデスクを傾ける場合は、キーボードとマウスは磁石で落ちないようになっている。
横幅は約76センチ、長さは約152センチで、重さは約9キロ。
Altworkは、リクライニングモードが健康や生産性に良いかどうかの正式な人間工学的なデータはないが、1日じゅう座っているのが健康に悪いことは分かっており、スタンディングモードの健康へのメリットは身体を135度以上開くことが90度曲げる座る姿勢より血流によい点であることから、仰向けの状態で135度以上身体を開くことも健康に良いはずだとしている。
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