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スーパーの香辛料売り場にロボットが出現 エスビー、対話ロボット「OHaNAS」を“コンシェルジュ”に
エスビーは、対話型ロボット「OHaNAS」を量販店の香辛料売り場に導入する。
エスビー食品は11月30日、タカラトミーとNTTドコモが開発した対話型ロボット 「OHaNAS」(オハナス)を、スーパーマーケットなどの香辛料売り場に順次導入すると発表した。スパイスや料理レシピなどを説明し、集客力の向上につなげるという。
「OHaNAS」は、スマートフォンやタブレット経由で、クラウドプラットフォームと接続。クラウド上のデータを活用し、質問に答えたり、雑談を楽しめる。
事前に78種類の香辛料のデータを登録。「ローレルって何?」といった形で質問すると、「ローレルといえば、煮込み料理に入れると風味がいいよ!」「シチュー、ロールキャベツ、カレー、ミートソースがおすすめナス!」などと回答してくれる。
クックパッドとも連携し、レシピを横のタブレットに表示。スパイス単品の説明にとどまらず、料理に必要な生鮮食品や鮮魚も紹介し、売り場全体の集客力アップにつなげるという。
9月にいなげや所沢西武園店に試験導入。親子連れの買い物客から好評だったため、新店やリニューアル店など10店舗に年内の導入を決めたという。数年間で100店舗へ拡大を目指し、“香辛料売り場のコンシェルジュ的存在”として「スパイスになじみのない人からヘビーユーザーまで、情報を提供していく」としている。
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対話ロボット「OHaNAS」(オハナス)をタカラトミーとNTTドコモが発売。スマートフォンやタブレットと経由でクラウドプラットフォームと接続することで、自然な会話を可能にした。
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